腕の骨がんの兆候と症状
一次性骨がんは、腫瘍が骨そのものから発生するがんで、比較的まれです。米国国立がん研究所によると、2009年の米国での一次性骨がんの新規患者数は2,600例未満と推定されています。特に骨肉腫などは子どもや若年成人に多く見られます。骨がんの約半数は腕や脚の長骨に発生し、症状は主に腫瘍がある部位に限局します。
痛み
腕の骨がんで最も一般的な症状は、患部の痛みです。米国整形外科医会によれば、痛みは鋭いより鈍く鈍痛で、活動後に悪化することもあれば、安静時でも続くことがあります。鎮痛剤や休息で改善しないことが多く、夜間に強くなることもあります。腫瘍が大きくなるにつれて痛みは徐々に増強し、触れると打撲したように敏感になることがあります。
腫脹(むくみ)
腫瘍が成長すると、患部が腫れることがあります。特に肘や肩関節付近に腫瘍がある場合は、関節の可動域が狭くなり、動きが制限されます。また、圧迫感を伴うこともあります。稀に、痛みを伴わないしこりや腫脹だけが初期症状となることもあります。
骨折
腫瘍が骨を弱めるため、軽い外傷や転倒で骨折しやすくなります。腫瘍自体が大きくなり、骨に直接圧力をかけて自然骨折を起こすこともあります。小児健康情報サイトKidsHealth.orgによれば、骨折で受診した際に初めて骨がんが見つかるケースがあるとされています。
その他の全身症状
がん全般と同様に、倦怠感、発熱、夜間の発汗、貧血、体重減少などの全身症状が現れることがあります。これらはがんがリンパ節や他の臓器に転移したサインでもあります。上記のような症状が続く場合や、骨がんの局所症状と併せて現れた場合は、早めに医師の診察を受けることが重要です。
