骨肉腫の種類と概要
定義
骨肉腫は、他の臓器から転移してきたものではなく、骨そのものから発生する原発性骨癌です。原発性骨癌は全体でも極めて稀な癌ですが、その中で最も頻度が高いのが骨肉腫です。骨の中で細胞が異常に増殖し、腫瘍を形成します。
米国では年間約2,000例しか診断されず、全癌症例の1%未満です。多くは思春期の急速な成長期に発症し、骨が活発に細胞分裂するため癌化リスクが高まります。高齢者では、骨疾患のパジェット病が二次的に骨肉腫へ移行することがあります。
タイプ
骨肉腫は主に以下のように分類されます。
- 高悪性度(ハイグレード)型:全体の約90%を占め、最も一般的です。代表的なものに「従来型中心性高悪性度骨肉腫」があります。その他、血管拡張性(テランジエクタティック)型、小細胞型、二次性(他の骨疾患から転移した)型も高悪性度に含まれます。
- 低悪性度(ロウグレード)型:高悪性度ほどは増殖が速くなく、表面性低悪性度骨肉腫や従来型中心性低悪性度骨肉腫などがあります。一般に、骨髄内部から発生する腫瘍は高悪性度、骨表面から発生する腫瘍は低悪性度と区別されます。
症状
初期症状はほとんど見られませんが、症状が出た場合は以下が典型的です。
- 局所的な腫れ(痛みを伴うことも伴わないこともある)
- 骨折や外傷後に腫瘍が発見されることが多い
- 腫瘍が骨を弱めるため、同部位での再骨折リスクが高まる
治療法
治療は腫瘍の悪性度に応じて選択されます。
- 高悪性度骨肉腫:化学療法で腫瘍を縮小させた後、外科的切除(腫瘍除去や場合によっては切断)を行います。
- 低悪性度骨肉腫:化学療法は通常行わず、外科的に腫瘍を除去し、骨再建を行うことが一般的です。
代替療法
化学療法や手術に加えて、以下のような補助的なアプローチが症状緩和に役立つことがあります。
- マッサージ療法
- ヨガや軽いストレッチ
- 瞑想や呼吸法
- 適度な身体活動(骨と筋肉の刺激)
