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X線が骨を通過する仕組みとは?

骨密度とX線の関係

骨は体内の軟部組織に比べて密度が高く、密度が高い組織はX線を多く吸収します。しかし、骨は完全にX線を遮断するわけではありません。

ミネラル成分の影響

骨の主成分はカルシウムハイドロキシアパタイトという結晶構造です。カルシウム原子は光電効果によりX線と強く相互作用し、X線光子を吸収し二次電子を放出します。この過程で一部のX線は骨を通過します。

骨の厚さによる違い

骨の厚さもX線の透過に影響します。手足のような薄い骨は、骨盤や脊椎のような厚い骨に比べて多くのX線が通過します。

X線のエネルギー

画像診断に使用されるX線のエネルギーが高いほど、骨などの高密度組織を貫通しやすくなります。高エネルギーX線は透過力が強く、骨を通過しやすいです。

つまり、X線は骨によって完全に止まるわけではなく、上記の要因により減衰(弱められる)します。この減衰特性を利用して、放射線科医は骨の構造と同時にその背後にある軟部組織の画像も取得できます。

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