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多発性骨髄腫に伴う骨痛について

多発性骨髄腫は、形質細胞と呼ばれる白血球の一種ががん化した疾患です。形質細胞は抗体を産生し感染防御に関与しますが、がん化すると異常抗体が産生され、他の白血球が骨を攻撃して骨量減少や骨痛を引き起こします。疼痛は薬物で管理できますが、根本はがんの治療です。

多発性骨髄腫とは

米国多発性骨髄腫研究財団によると、毎年約2万人が多発性骨髄腫(MM)と診断されます。MMは形質細胞が異常に増殖し制御不能になることで発症します。形質細胞は抗体を作り感染と戦う白血球ですが、MMでは異常抗体が体内組織を攻撃します。

骨髄腫性骨疾患

MMの症状のひとつに、形質細胞が骨髄に蓄積し骨に病変を生じる骨疾患があります。異常抗体と形質細胞が骨組織を「標的」として認識し、他の白血球が骨を破壊します。その結果、X線で確認できる病変と強い骨痛が現れます。

骨痛

MMの主な症状には倦怠感、体重減少、排尿障害、そして骨痛があります。骨痛は鎮痛薬で緩和できますが、がん治療と併せて骨の再建薬(ビスフォスフォネートやデノスマブ等)を使用することで骨量減少を防ぎ、痛みの軽減が期待できます。

その他の症状

血中に過剰な異常抗体が存在し、骨からカルシウムが失われることで腎機能障害が起こります。また、骨髄での形質細胞増殖が赤血球産生を抑制し貧血を招きます。さらに、異常抗体により免疫力が低下し、健康な人には稀な感染症にかかりやすくなります。

予後

多発性骨髄腫は現在のところ完治は難しいですが、治療法は日々進歩しています。適切な疼痛管理とMMの治療により、患者は通常の生活を送ることが可能です。生存期間は診断時期、治療の種類・質、全身の健康状態などに左右されます。治療ガイドラインを遵守し、健康的な生活を続けることが良好な予後につながります。

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