多発性骨髄腫が脳に及ぼす影響
多発性骨髄腫とは
多発性骨髄腫は、感染防御に関与する白血球の一種である形質細胞から発生する悪性腫瘍です。形質細胞が骨髄内で増殖し、腫瘍(骨髄腫)を形成します。
主な症状
- 骨の痛み
- 倦怠感
- 体重減少
- 夜間の発汗
- 発熱
- 貧血
- 腎機能障害
- 脳障害(まれ)
骨髄腫が脳に及ぼす影響
骨髄腫細胞は以下のようなメカニズムで脳に障害をもたらすことがあります。
- 血行性に脳へ転移し、腫瘍を形成。腫瘍が脳組織を圧迫して機能障害を引き起こす。
- サイトカインや酵素などの物質を分泌し、血液脳関門(BBB)を損傷。BBBが破れると、腫瘍細胞や有害物質が脳内に侵入しやすくなる。
脳障害の症状例
- 頭痛
- 痙攣(けいれん)
- 意識混濁・錯乱
- 記憶障害
- 言語障害・嚥下困難
- 片側の麻痺や脱力
- 視力低下、二重視、失明
- 聴覚障害
- 平衡感覚障害
診断と早期受診の重要性
上記の症状が出た場合は速やかに医師の診察を受けることが重要です。早期に脳への転移を確認できれば、治療効果を高め、予後を改善できる可能性があります。
治療法
脳転移の有無や全身状態に応じて、以下の治療が選択されます。
- 外科的切除(可能な場合)
- 放射線療法
- 化学療法
- 分子標的薬
- 幹細胞移植
治療方針は担当医と十分に相談し、個々の状態に最適なプランを決定してください。
