小児脳腫瘍の治療
白血病やリンパ腫に次いで、小児に最も多く見られる癌の一つが脳腫瘍です。小児の脳腫瘍は視力低下、運動障害、頭痛、吐き気・嘔吐などの症状を引き起こすことがあります。治療は腫瘍の部位や進行度に応じて、外科手術、放射線療法、化学療法が組み合わされます。
診断
小児脳腫瘍の診断は、症状の評価に加えて、CT(コンピュータ断層撮影)やMRI(磁気共鳴画像)による画像検査で腫瘍の位置や大きさを確認します。
外科手術
小脳星形細胞腫など手術適応がある腫瘍は、外科的に切除されます。腫瘍が切除不可能と判断された場合は、他の治療法が検討されます。
外部放射線療法
外部放射線療法は、X線などの放射線を脳に照射し、腫瘍細胞を死滅させる方法です。
内部放射線療法(ブラキセラピー)
ブラキセラピーは、放射性シードやワイヤーを脳内に埋め込み、局所的に放射線を照射して癌細胞を破壊します。
全身化学療法
全身化学療法は、血流を通じて全身に薬剤を届け、増殖の早い癌細胞を攻撃します。経口投与または静脈注射で行われます。
局所化学療法
局所化学療法は、腫瘍近傍(例:脊髄や頭蓋底)に直接薬剤を投与し、局所的に癌細胞を除去します。
併用療法
手術、放射線療法、化学療法を組み合わせることで、転移性や高リスクの小児脳腫瘍に対し、より効果的な治療が期待できます(例:クリーブランド・クリニックのガイドライン)。
