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免疫組織化学染色(IHC)の基礎と臨床応用

免疫組織化学染色(IHC)は、がんやその他の疾患の診断に欠かせない強力なツールです。乳がんでは、エストロゲン受容体(ER)などのバイオマーカーの有無をIHCで評価し、治療方針を決定します。

組織サンプル

  • 腫瘍の生検標本は凍結またはパラフィン包埋し、薄切りにしてスライド上に貼付します。血液細胞や培養細胞株も同様にスライドに載せて観察できます。固定にはメタノールやホルムアルデヒドが用いられます。

抗体

  • 抗体は体内で外来タンパク質(抗原)に対抗する免疫分子です。IHCでは、特定のタンパク質を認識する単一抗体を使用します。乳がん診断用には、エストロゲン受容体に特異的な商用抗体が開発されています。固定された乳腺組織切片をエストロゲン受容体抗体を含む溶液でインキュベートし、受容体が存在すれば抗体が結合します。

可視化

  • 抗体に酵素(例:ホースラディッシュペルオキシダーゼ)や蛍光色素(例:緑色蛍光タンパク質)を結合させ、標的タンパク質を染色します。適切な顕微鏡でスライドを観察し、エストロゲン受容体が存在すれば染色された部位が確認できます。

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