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DCIS(非浸潤性乳がん)の治療法

Ductal carcinoma in situ(DCIS)は、最も一般的な非浸潤性乳がんです。がんは乳管の中にとどまり、他の部位へは広がりませんが、将来的に浸潤性乳がんになるリスクが高まります。本稿では、主な治療法とそれぞれの特徴を解説します。

乳房温存手術(ルンプトミー)と放射線療法

ルンプトミーは、マンモグラムで疑わしい乳房内のしこりや組織を取り除き、周囲の少量の正常組織も一緒に切除する手術です。乳房全体を切除しないため「乳房温存手術」と呼ばれ、外来で実施でき、病変が小さく限局している場合に適しています。手術後は、残存した可能性のあるがん細胞を根絶するために放射線療法が行われます。放射線は手術後約1か月以内に開始し、週5回、6週間続けます。主な副作用は乳房の腫脹、重さ感、日焼け様の皮膚変化、倦怠感、食欲不振などです。

全摘手術(乳房切除)

全摘手術は、がんがある乳房を全て取り除く手術です。乳房組織は完全に除去できないため、残存組織にがんが再発する可能性は残ります。DCIS患者の約5%が全摘手術を受けますが、生存率は乳房温存手術+放射線療法と同等とされています。

ホルモン療法

DCISの細胞がホルモン受容体陽性である場合、ホルモン療法が選択肢に入ります。エストロゲンの作用を阻害する薬剤(例:タモキシフェン)を投与し、がん細胞の増殖を抑制します。浸潤性乳がんで広く用いられていますが、DCISへの長期的な効果や副作用はまだ評価中です。

それぞれの治療法には適応条件やメリット・デメリットがあるため、医師と十分に相談しながら最適な選択を行うことが重要です。

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