睾丸除去手術の副作用
睾丸除去手術(オーキエクトミー)は、前立腺がんの治療の一環として行われる外科手術で、睾丸を摘出します。摘出により体内のアンドロゲン産生が90%以上減少し、がんの進行が止まるか縮小しますが、永久的な手術であるためさまざまな副作用が生じます。
性機能への影響
性欲低下は約90%の患者で見られ、性的欲求が著しく減少します。
勃起不全も同様に約90%の患者が経験し、持続的な勃起が困難になります。
ホットフラッシュ
更年期の女性と同様に、顔・首・上半身に急な熱感が走り、過度な発汗を伴うことがあります。症状は不快ですが、医師の処方する薬で緩和できます。
うつ症状
手術やホルモン低下、がんそのものが原因で、無気力感や集中力低下、食欲不振、睡眠障害が現れることがあります。症状が重い場合は医療機関を受診し、同じ経験を持つ人たちとのサポートグループへの参加も有効です。
骨粗鬆症
テストステロンの減少により骨密度が低下し、骨が脆くなります。ビタミンDとカルシウムのサプリメント、体重負荷運動で予防・改善が可能です。
その他の影響
体重が15ポンド(約7kg)程度増加することがあります。
気分の変動や慢性的な疲労感が続くことがあります。これはテストステロン低下によるものです。
貧血や筋肉量の減少も起こり得ますが、ウェイトトレーニングで筋力を維持できます。
