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がんに対する海藻療法

海藻は何世紀にもわたり、変性疾患や重篤な病気の改善に役立つと研究されてきました。近年では、関節炎、湿疹、乾癬を抱える人々の間で海藻療法が人気を集めています。また、がんへの効果も注目され、日本でも抗炎症・抗真菌作用を期待した研究が進められ、有望な結果が報告されています。海藻療法は、純粋な海藻で体を包む外用療法や、食品・サプリメントとして内部摂取する方法があります。

海藻療法の基礎

海藻は海中で成長するすべての藻類を指し、赤藻、緑藻、褐藻の3種があります。歯磨き粉や化粧品、塗料など、日常製品にも利用されています。

海藻には、抗がん成分であるセレン、ヨウ素、オメガ3脂肪酸が含まれ、さらに複合多糖体のU-フコイダンが豊富です。U-フコイダンはがん細胞を分解・破壊し、正常組織には影響を与えません。

海藻の種類ごとにがん抑制効果は異なります。例として、褐藻のLaminaria japonica(昆布)から抽出されるモディファイランは、フコイダン、ラミナリン、アルギン酸などの可溶性多糖を高濃度に含み、がん細胞の死滅と体内の毒素除去を助けます。

海藻療法の研究

米国カリフォルニア大学ロサンゼルス校(USC)の病理学者、ジェーン・ティーズ博士は、古代エジプトでも海藻が疾患治療に用いられていたことに注目し、乳がんへの効果を調査しました。日本人女性のがん罹患率が低いのは、食事に海藻が豊富に含まれるためだと考えられています。

ティーズ博士はラットを用いた実験で、海藻を摂取したラットはがん細胞を注入されても、摂取しなかったラットの約2倍の時間で腫瘍が形成されました。海藻はがん細胞を傷つけつつ、正常細胞は保護すると推測されています。また、日本人男性は米国男性より喫煙率が高いにもかかわらず、肺がん率が低いのは海藻中心の食生活が影響している可能性があります。

赤藻は特に強力です。ジョージア工科大学の研究者は、フィジー沖の赤藻Callophycus serratusから10種類の新規化合物を単離し、これらが培養細胞の腫瘍を死滅させることを確認しました。

海藻の摂取方法

海藻はさまざまな食品や日用品に取り入れられています。寿司の巻き海苔や味噌汁、和食全般に利用され、サプリメントとしても販売されています。低カロリーで、週に25g程度の海藻で十分なヨウ素を補給できます。

外用療法としては、スパで提供される海藻スクラブやラップ、マスクがあります。これらは皮膚や体内の毒素を吸着・除去し、デトックス効果をもたらします。

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