子宮頸部の擦過傷(グレーズドシーブ)とは?
子宮頸部の擦過傷(グレーズドシーブ)は、子宮頸部表面にできる軽度の損傷や擦り傷を指します。子宮頸部は子宮の下部で、膣へと開口しています。
主な原因
1. 出産時:経腟分娩の際、胎児の頭部や助産具が子宮頸部に触れ、軽い擦過傷を生じることがあります。通常は自然に回復します。
2. 婦人科処置:子宮頸部の生検、子宮掻爬術(D&C)、IUD(子宮内避妊具)の挿入・除去などの医療操作で、頸部に接触し擦過傷が起こることがあります。
3. 感染症:一部の性行為感染症(STI)や細菌性膣炎が子宮頸部の炎症や刺激を引き起こし、擦過傷様の外観になることがあります。
4. がん治療:放射線療法や化学療法が稀に子宮頸部に影響し、表面が擦れたように見えることがあります。
経過と対処
子宮頸部の擦過傷は通常、深刻な状態ではなく、特別な治療を要せずに自然に治癒します。ただし、以下のような異常症状が現れた場合は速やかに医療機関を受診してください。
- 不正出血や大量の出血
- 持続的な痛みや不快感
医師は症状を評価し、必要に応じて適切な管理や治療を提案します。
