子宮頸がんの治療法と薬剤
子宮頸がんは、子宮頸部の組織に悪性細胞が形成されることで発症します。かつては女性のがん死亡原因の上位にありましたが、パップ検査の普及により早期発見が進み、米国がん協会によると死亡率は74%減少しています。
治療法
早期に発見・治療すれば子宮頸がんは治癒可能です。治療はがんのステージ、腫瘍の大きさ、患者の年齢、将来の妊娠希望などを考慮して選択されます。主な治療法は手術、放射線療法、化学療法の3つです。ステージに応じて単独で、または組み合わせて実施します。
手術
- ステージ0(表層病変)では、凍結手術、レーザー手術、LEEP(ループ電気切除術)、冷刀円錐切除が行われます。
- がんが進行すると、子宮全摘術(子宮摘出+子宮頸部除去)や根治的子宮全摘術(子宮・子宮頸部・周囲組織・上部膣・骨盤リンパ節の除去)が選択されます。
- 若年で妊娠希望がある場合は子宮頸部と上部膣だけを残す子宮頸部切除術(トラケレクトミー)を行い、再建用のステッチで開口部を作ります。
- 最も侵襲的な手術は骨盤全摘術で、子宮・子宮頸部に加えて膀胱、膣、直腸、結腸の一部まで切除することがあります。
放射線療法
放射線は単独で使用されることもありますが、術後や化学療法と併用して行うことが一般的です。
薬剤(化学療法)
化学療法は特定のステージで用いられ、主にシスプラチンとフルオロウラシルが使用されます。投与は静脈注射または経口薬で行われ、放射線療法と併用されることが多いです。
主な副作用は吐き気・嘔吐、白血球減少、下痢などです。これらの症状を緩和するための対症薬が併用され、患者の快適さが向上します。
