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炭酸リチウム(リチウム炭酸塩)の薬剤情報

適応症

炭酸リチウムは双極性障害(躁うつ病)の治療薬として使用されます。また、化学療法中の白血球減少の改善、月経前症候群、過食症、産後精神病、甲状腺機能亢進症、HIV感染、アルコール依存症に伴ううつ症状にも処方されます。フケや性器ヘルペスの外用薬としては、リチウムローションが用いられます。

効果

現在、効果的な抗躁薬は二つだけとされており、その一つが炭酸リチウムです。投与開始から約3週間で躁状態が軽減し、日常生活が安定することが期待されます。

注意点

以下の方は炭酸リチウムの服用を避けるべきです。

  • タルトラジンなどの着色料にアレルギーがある方
  • 腎臓や心臓に疾患がある方
  • 脱水状態、血中ナトリウム低下がある方
  • 利尿薬やACE阻害薬を使用中の方

副作用

血中リチウム濃度に比例して副作用が現れます。主な症状は以下の通りです。

  • 口渇・多尿
  • 細かい手の震え(振戦)
  • 軽度の吐き気や不快感

相互作用

炭酸リチウムは以下の薬剤と相互作用することがあります。

  • 刺激薬やフェノチアジン系抗精神病薬の効果低下
  • 神経筋遮断薬、SSRI、ACE阻害薬、NSAIDの効果増強

特別な集団への警告

妊娠中または授乳中の女性は、炭酸リチウムが胎児の心臓や甲状腺に先天性欠損を引き起こす可能性があり、母乳にも移行します。高齢者は薬剤に対して感受性が高く、低用量から開始し、血中濃度と腎機能を慎重にモニタリングする必要があります。

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