食事の準備

化学療法中の患者は味覚が過敏になることが多く、香辛料や強い味付けは避けた方が安全です。できるだけシンプルで淡白な料理を心がけ、調理中は患者を匂いから遠ざけるようにしましょう。酸味の強いトマトソースやレモン、炭酸飲料は控え、肉は柔らかくなるようにマリネや肉やわらかくする調味料を使うと、たんぱく質の吸収がしやすくなります。1日に数回に分けて少量ずつ提供し、食欲が低下している場合は「1時間に1口」でも構いません。食事はこまめに提供し続けることが重要です。

重要な食材

水分は何よりも大切です。食べ物をエネルギーに変える際に欠かせないため、カフェインを含まない100%フルーツジュースやスポーツドリンクを用意しましょう。嘔吐がひどいときは、鶏や牛、野菜のブロスを薄めてゆっくり飲ませると胃に負担がかかりません。乳製品は、腸内の善玉菌が減少している場合、乳酸菌(アシドフィルス)を添加したもの以外は避けます。果物は皮と種を除き、乾燥果物は加熱してから与えると食べやすくなります。鉄分が不足している場合は赤身の牛肉を、胃に優しい炭水化物として白いパスタ、白米、ジャガイモを中心に取り入れましょう。全粒穀物は消化が重くなるため控え、クラッカーやシリアル、プレーンクッキーは間食として適しています。