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化学療法の代替手段

化学療法はがん治療の第一選択肢とされることが多いですが、効果が不十分だったり、治療後の副作用で苦痛を伴うことがあります。そのため、代替となる治療法を探す患者も少なくありません。本稿では、過去に提案され、現在も研究が進められている主な代替療法を紹介します。

コーリー毒素療法

コーリー毒素は、20世紀初頭のがん研究者ウィリアム・コーリー博士にちなんで名付けられました。患者に高熱などの感染症様症状を意図的に引き起こすことで免疫系を刺激し、がん細胞を攻撃させるという手法です。コーリー博士は多数の患者を治癒させたと主張し、一時は注目を浴びましたが、臨床試験が実施されなかったことや化学療法の普及により実践は廃れました。近年、研究機関や製薬会社が免疫刺激効果を再評価し、再興を図っています。

マクロビオティック食事法

マクロビオティック食は、全粒穀物、野菜、豆類を中心に、適量の低脂肪肉を加える食事法です。ファストフードや高度加工食品を避けることが推奨されます。この食事ががんの予防に有効であることは多くの疫学的研究で示されていますが、がんを「治す」ことを裏付ける臨床試験は限られています。現時点では、がんリスク低減のサポート的手段として位置付けられています。

ビタミンC大量投与療法

ビタミンCの高用量投与は、文字通り非常に大量のビタミンCを体内に取り込む方法です。1976年、スコットランドの医師エヴァン・キャメロンががん治療に有効かもしれないと提唱しました。その後、いくつかの臨床試験で腫瘍増殖を平均53%抑制する効果が報告されていますが、標準的ながん治療への置き換えとしてはまだ十分なエビデンスがありません。

これらの代替療法は、いずれも化学療法の代わりになると断言できるものではありません。治療を検討する際は、主治医と十分に相談し、最新の科学的根拠に基づく選択を行うことが重要です。

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