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化学療法が肝臓に及ぼす影響と対策

はじめに

化学療法はがん治療に不可欠ですが、全身の正常細胞にも影響を及ぼすため、肝臓に障害が起きることがあります。本稿では、化学療法が引き起こす肝臓の状態、症状、予防策、検査方法、治療について解説します。

化学療法が引き起こす肝臓の状態

化学療法は、がん細胞だけでなく正常細胞も攻撃する強力な薬剤です。その副作用として肝臓に影響が出ることがあります。例えば、胆汁の生成に関わるビリルビンが血中で上昇したり、肝酵素値が高くなったりします。これらは肝機能障害のサインです。また、薬剤性肝障害(肝毒性)も起こり得ます。

肝障害の主な症状

化学療法中に注意すべき症状として、黄疸、倦怠感、腹痛、胃の不快感、むくみ、皮膚の発疹などがあります。軽度の肝障害は薬で管理できる場合もありますが、放置すると急速に悪化し、命に関わることもあります。異常を感じたらすぐに医師に相談しましょう。

肝障害を最小限に抑える方法

異常が見られたらまず医師に報告し、指示がない限りアスピリン系薬は避けます。アルコールは肝臓への負担を増すため控えましょう。十分な水分摂取と、加工食品を避けたバランスの取れた食事が回復を助けます。

肝機能検査

医師は以下の検査で肝障害の有無を確認します。

  • CT(コンピュータ断層撮影)で肝臓の画像を取得
  • ERCP(内視鏡的逆行性胆管膵管造影)で胆管・膵管の状態を観察
  • 肝生検で組織を採取し顕微鏡で検査

治療法

肝障害の程度や患者の全身状態に応じて、薬物療法が行われます。肝毒性そのものを直接治す薬は限られていますが、むくみには利尿剤、激しい痛みには鎮痛剤などで症状を緩和します。肝機能が著しく低下している場合は、一部の薬が代謝できなくなるため、慎重な薬剤選択が必要です。早期発見・早期治療が予後改善の鍵です。

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