化学療法が赤血球数に与える影響
赤血球
血液には白血球、血小板、赤血球の3種類があります。白血球は感染と闘い、血小板は止血を助け、赤血球は全身に酸素を運びます。赤血球が減少すると、体内の酸素供給が低下し、エネルギー源が不足します。
貧血
赤血球数が低下すると貧血となります。化学療法は増殖の速い細胞を攻撃するため、成熟直前の赤血球が特に影響を受けます。赤血球の寿命は約120日なので、治療が進むにつれて貧血が顕在化し、治療終了後も続くことがあります。
症状
酸素不足により、息切れ、倦怠感、エネルギー低下、めまい、頭痛、動悸、集中力低下などの症状が現れます。また、赤血球が皮膚に血色を与えるため、貧血になると皮膚が蒼白になります。
診断
化学療法患者の約78%が倦怠感を訴えます。貧血は頻繁な副作用の一つなので、医師は定期的に全血球計算(CBC)を実施し、各血球の数値を確認します。
治療・対策
化学療法による貧血には、赤血球産生を促す薬剤が処方されます。鉄欠乏性貧血とは異なるため、鉄サプリメントは効果がありません。
症状緩和のためには十分な休息と睡眠が重要です。食欲が低下しがちですが、カロリー摂取を維持し、栄養バランスの良い食事を心がけましょう。脱水も倦怠感やめまいの原因になるため、こまめに水分を補給してください。
