Folfox化学療法の概要と主なポイント
Folfoxは、フロリニック酸(葉酸誘導体)、フルオロウラシル、オキサリプラチンの3剤を静脈内で併用する化学療法です。主に大腸がんの治療に用いられます。
作用機序
- フルオロウラシルとオキサリプラチンはがん細胞の増殖や転移を阻止し、最終的に細胞死を誘導します。
- フロリニック酸はビタミン様物質で、上記2剤の抗腫瘍効果を高めますが、単独でがん細胞を破壊する作用はありません。
投与スケジュール
- 一般的に2日間投与し、その後12日間の休薬期間を設けます(Cancer Research UK)。
- 治療回数はがんのステージや患者の体調により異なりますが、最大で12サイクルまで実施されることがあります。
投与方法の種類
- 腕の静脈にカテーテルを挿入して行う方法(外来での投与は難しいことが多く、入院が必要)。
- 胸部に中心静脈カテーテル(CVC)を設置して行う方法。こちらは外来での投与が可能な場合があります。
副作用・リスク
- 頭痛、筋肉痛、咳、排尿時の痛み、息切れ、鼻血、出血傾向、倦怠感、手足のしびれやチクチク感、吐き気、嘔吐、下痢など。
- 感染症にかかりやすくなる、免疫低下、不妊、神経障害(喉の神経など)、重篤なアレルギー反応のリスクがあります。
対処法・サポート
- 脱水や嘔吐・下痢に対しては、点滴や制吐薬・整腸薬で症状を緩和できます。
- 副作用が出た場合は速やかに担当医に相談し、適切な処置を受けましょう。
