HIG(ハイパー免疫グロブリンG)とは何か?
HIG(ハイパー免疫グロブリンG)とは
HIGは「ハイパー免疫グロブリンG」の略で、特定の疾患に対する高い防御抗体を持つドナーの血漿から作られる医薬品です。
作用機序
投与されたHIGに含まれる抗体が受容者に受動的免疫を提供し、感染や重篤な合併症の発症を防ぎます。
主な適応症
HIGは以下の感染症や疾患の予防・治療に使用されます。
- 麻疹・流行性耳下腺炎・風疹(MMR)
- 水痘
- A型肝炎
- B型肝炎
- 狂犬病
- 破傷風
- ジフテリア
- ギラン・バレー症候群
- 川崎病
- ヘノッホ・シェーンライン紫斑病
- 免疫不全状態の患者における各種感染症
投与方法
筋肉内または静脈内に注射します。投与量や頻度は対象疾患や患者の状態により異なります。
副作用
最も一般的な副作用は以下の通りです。
- 注射部位の痛み、腫れ、発赤
- 頭痛
- 筋肉痛
- 吐き気・嘔吐
- 下痢
- 発熱・寒気
- 蕁麻疹・かゆみ
- 呼吸困難
稀に重篤な副作用が起こることがあります。
- アナフィラキシー(重度のアレルギー反応)
- 腎不全
- 肝障害
- 血栓症
- 髄膜炎
- 脳炎
使用を避けるべき人
血液製剤に対するアレルギー既往がある方や、特定の免疫系疾患を持つ方はHIGの投与を避けるべきです。
リスクと注意点
全体的なリスクは低いものの、アナフィラキシーなどの重篤な副作用が起こる可能性があります。心疾患、腎疾患、肝疾患の既往がある方は慎重に使用し、妊娠中・授乳中の方は医師と相談してください。
保存方法
HIGは2〜8℃(36〜46°F)の冷蔵庫で保存し、凍結しないでください。
