小児白血病と成人白血病の違い
ステージングシステム
国立がん研究所によると、がんの進行度は通常ステージで表されますが、小児白血病では「リスク群」が用いられ、成人白血病にもステージングはありません。病態は「未治療」「寛解」「再発」のいずれかで記述されます。
スクリーニング検査
白血病の広がりを評価する検査は共通していますが、成人にのみ用いられる検査もあります。たとえば超音波検査やCTスキャンは成人の診断で使用され、子どもには通常行われません。
治療フェーズ
小児白血病の治療は3つのフェーズに分かれます。
- 導入療法(インダクション)
- 強化/集中療法(コンソリデーション/インテンシフィケーション)
- 維持療法(メンテナンス)
成人白血病は主に2つのフェーズです。
- 寛解導入療法
- 寛解後療法(ポストリミッション)
予後
予後や治療方針に影響する要因として、フィラデルフィア染色体の有無や脳・脊髄への浸潤が挙げられます。子どもと大人では影響の出方が異なり、たとえば初期治療後の白血球数の減少速度は小児の予後に大きく関わりますが、成人では別の指標が重視されます。
リスク要因
がん研究所が示すように、白血病のリスク要因は放射線被曝など共通するものが多いです。一方、成人白血病には男性であることや70歳以上であることがリスクとして挙げられますが、これらは小児白血病には当てはまりません。
