シタラビン(シトシンアラビノシド)の副作用と注意点
米国白血病・リンパ腫協会によると、毎年4万人以上が白血病と診断されます。治療法の一つとして化学療法薬シタラビン(シトシンアラビノシド)が使用されますが、副作用や合併症のリスクがあります。
共通の副作用
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食欲不振、吐き気、嘔吐、下痢などの胃腸症状が最も頻繁に報告されます。特に、シタラビンを速やかに点滴投与した場合に嘔吐が顕著です。また、口内や肛門周囲に潰瘍や潰瘍様病変が生じることがあります。さらに、肝機能障害も比較的頻繁に見られ、重篤な場合があります。
血液系への影響
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シタラビンは骨髄の機能を抑制してがん細胞を狙うため、血液中の各種細胞数が減少します。代表的なものは血小板減少(血小板減少症)で、軽い打ち身や頭蓋内出血のリスクが高まります。赤血球減少(貧血)により倦怠感や息切れが起こり、白血球減少(白血球減少症)により感染症にかかりやすくなります。これらの減少は投与後24時間以内に最も顕著で、数日後に一度回復しますが、治療の15日目から24日目に再び低下することがあります。
シタラビン症候群
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シタラビン症候群は、投与後約6〜12時間で出現する副作用群です。主な症状は発熱に加えて筋肉痛・骨痛です。稀に胸痛、皮疹、倦怠感、結膜炎や眼瞼浮腫がみられます。症候群が認められた場合、ステロイド薬で症状の再発を防ぐことがあります。
まれな副作用
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腎機能障害や排尿困難、皮膚のかゆみ・脱毛などが報告されています。まれに神経系症状(めまい、頭痛)や食道・膵臓の炎症が起こることがあります。
薬物相互作用
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他の薬剤と併用すると予期せぬ副作用が増えることがあります。例として、L-アスパラギナーゼと同時使用すると膵炎が悪化します。また、肺炎や特定の細菌感染症の治療に用いるゲンタマイシンやキノロン系抗生物質は、シタラビンの影響で効果が低下します。ジゴクシンで管理している心臓疾患の症状が再燃することも報告されています。
