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濃縮赤血球(PRBC)とは? 製造・投与・リスクのポイント

パックドレッドセル(PRBC)とは

パックドレッドセル(PRBC)、別名濃縮赤血球は、血漿と白血球を除去した赤血球だけで構成された血液製剤です。PRBCは輸血時に血液の酸素運搬能を高める目的で使用されます。

赤血球の役割と輸血の必要性

赤血球は肺から酸素を取り込み、全身の組織や臓器へ運搬します。大量出血により赤血球が失われた場合、酸素供給を回復させるために輸血が必要となります。PRBCは濃縮された赤血球で、迅速かつ簡便に患者へ投与できます。

PRBCの製造過程

献血者から全血を採取し、遠心分離などで血漿と白血球を除去します。残った赤血球は生理食塩水に懸濁させ、冷蔵保存されます。

投与量と投与方法

PRBCは通常1パイント(約450 ml)単位で輸血されます。必要量は患者の状態や出血量に応じて決定され、数時間かけてゆっくりと投与されます。

PRBC輸血の利点とリスク

PRBC輸血は大量出血時の救命手段として有効ですが、以下のようなリスクもあります。

主なリスク

  • 輸血関連急性肺障害(TRALI):献血者の血漿中の抗体が受血者の肺細胞と反応し、呼吸困難・咳・発熱などを引き起こす稀な重篤な合併症です。
  • 溶血性輸血反応:受血者の免疫が献血者の赤血球を攻撃し、発熱・寒気・背部痛などを伴うことがあります。
  • 輸血媒介感染症:献血者の血液にウイルスや細菌が含まれている場合、HIV、B型肝炎、C型肝炎などの感染症が伝播するリスクがあります。

これらのリスクは稀であり、ほとんどの場合はPRBC輸血の恩恵が上回ります。大量出血による酸素供給不足に対する重要な治療法です。

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