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大腸転移(Mets)に対する肝臓がんの治療法は?

米国国立がん研究所によると、大腸がんは米国で2番目に多いがんで、女性では乳がん、男性では肺がんに次ぐ順位です。大腸がんは結腸や直腸に悪性細胞が増殖して腫瘍を形成し、肝臓との関連が強いことが知られています。肝臓がん患者の約80%が大腸がんを併発し、また大腸がんの30%以上が肝転移によるものと推定されています。

治療法

転移性がん全般と同様に、まずは原発部位である肝臓を中心に治療します。肝臓がんが大腸へ転移した場合、化学療法、放射線療法、薬物療法、手術など、一般的に認められた肝臓がんの治療法が適用されます。加えて、生物学的療法や凍結手術(クライオサージェリー)なども選択肢となります。腫瘍内科医は単独または複数の方法を組み合わせて治療計画を立てます。

塞栓療法(エンボリゼーション)

塞栓療法は肝臓がんの転移部位に対して行う、低侵襲の非外科的治療です。インターベンショナルラジオロジストが局所麻酔下で大腿動脈からガイドワイヤーとカテーテルを挿入し、目的部位(大腸または直腸)へ到達させます。造影剤で腫瘍血管を確認し、塞栓材を注入して血流を遮断します。数か月間で血管が縮小し、腫瘍が縮小します。化学療法や放射線療法に比べ副作用が少なく、比較的安全な選択肢です。

その他の治療法

転移が大腸の限られた部分にとどまる場合、手術で肝臓と大腸の腫瘍を切除できることがあります。肝臓は再生能力が高いため、部分的に切除しても消化機能は維持されます。

手術が不可能な場合は、ソラフェニブなどの分子標的薬が使用されます。ソラフェニブは経口タブレットで投与され、腫瘍細胞が必要とする受容体を阻害し、増殖や転移を抑制します。根治的効果は期待できませんが、生命延長や症状緩和に寄与します。

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