転移性肝臓がんの治療法とは?
肝臓は体内で最大の臓器で、毒素の除去など重要な機能を担っています。しかし、他の部位からがんが転移してくることがあり、転移性肝臓がんとして診断されます。テキサス大学MDアンダーソンがんセンターによると、早期に治療を開始すれば治癒の可能性が高まります。主に乳がん、結腸直腸がん、肺がんなどが肝臓へ転移して発症します。
手術
- 腫瘍の切除や肝移植が最も根治に近い治療法です。外科医が腫瘍の大部分または全体を除去できれば、生存率は大幅に向上します。
- 手術が不可能な場合は、ラジオ波焼灼(高温)や凍結療法(低温)で腫瘍を直接焼く・凍らせる方法があります。これにより一部の患者で生存期間が延長されることがあります。
- エンボリゼーションは、腫瘍へ血流を遮断する微小プラスチック粒子を注入し、腫瘍の増殖を抑える手法です。
- 肝硬変がある、または腫瘍が非常に大きい場合は、ドナーからの全肝移植が必要になることがあります。
放射線療法
- 放射線は根治的治療ではありませんが、腫瘍を縮小させたり疼痛を緩和したりする効果があります。正常組織も損傷するリスクがあるため、慎重に適用されます。
化学療法
- MDアンダーソンがんセンターは、肝臓がんに対する化学療法の効果は低く、一般的な治療法ではないとしています。ただし、投与方法の改良に向けた研究が進められており、今後の効果向上が期待されています。
