慢性胆道性肝硬変とは何か?
概要
慢性胆道性肝硬変は、胆管の長期的な炎症と瘢痕化により肝臓が硬くなる疾患です。胆管は肝臓から胆嚢・小腸へ胆汁を運ぶ細い管で、脂肪の消化に重要な役割を果たします。
原因
主な原因は次の通りです。
・原発性胆汁性胆管炎(PBC):自己免疫疾患で、免疫が誤って胆管を攻撃し炎症と瘢痕を引き起こす。
・続発性胆汁性胆管炎:胆石、腫瘍、感染症など他の疾患が胆管を障害することで発症。
・その他:遺伝性疾患、特定の薬剤、過度のアルコール摂取なども関与することがあります。
症状
病状の進行度により異なりますが、代表的な症状は以下です。
・黄疸(皮膚や眼球の黄変)
・濃い尿
・淡い便
・倦怠感
・吐き気・嘔吐
・腹痛
・掻痒感
・体重減少
・足や足首のむくみ
診断
血液検査、画像診断(超音波・CT・MRI)および肝生検を組み合わせて診断します。
治療
根治療法はありませんが、薬物療法・生活習慣の改善・外科的処置で症状を管理します。
・炎症や掻痒感を抑える薬剤
・感染症に対する抗生物質
・栄養状態を補うビタミン・サプリメント
・胆嚢摘出術や胆管閉塞除去の手術
予後
予後は原因と病状の重症度に左右されます。適切な管理により多くの患者は日常生活を送れますが、肝不全に至るリスクもあります。
