肺がんに伴う脊椎疼痛の治療法
肺がんは骨に転移しやすく、特に脊椎は二次性骨腫瘍の最も一般的な部位です。骨転移はがん性疼痛の主な原因となりますが、以下のような治療法で疼痛をコントロールできます。
化学療法
- 進行した肺がんは全身に作用する化療法が標準です。腫瘍の縮小・成長抑制により骨転移部の疼痛が軽減されます。
放射線療法
- 放射線は脊椎の腫瘍を直接照射し、がん細胞の増殖を阻止します。骨転移による疼痛緩和に最も頻繁に用いられます。
ビスホスホネート
- 骨粗鬆症治療薬としても使用されるビスホスホネートは、骨の強度を高めると同時に疼痛を軽減します。代表的な薬剤はボニバ(イバンドロン酸)やフォサマックス(アレンドロン酸)です。
疼痛管理薬
- がん性疼痛にはオピオイド(モルヒネ、コデイン)や、速効性の「ブレークスルー疼痛」用薬、抗うつ薬・抗痙攣薬などが併用されます。また、疼痛部位へ直接注入する薬剤やポンプによる持続投与も選択肢です。
鍼治療
- 米国がん協会の臨床研究では、鍼ががん性疼痛の緩和に有効と報告されています。ただし、すべての患者に適用できるわけではないため、開始前に必ず主治医と相談してください。
