肺がん治療に伴う副作用とは
米国メイヨークリニックによると、肺がんはがん死亡原因の中で最も多く、早期に発見されにくいため、治療選択が制限されがちです。肺がんの治療は、腫瘍の大きさや進行度に応じて手術、化学療法、放射線療法などを単独または組み合わせて行います。本稿では各治療法の概要と主な副作用を紹介します。
楔形切除(Wedge resection)
小さな肺腫瘍に対して行われる部分的な切除手術です。
主な副作用
- 出血
- 腫れ(むくみ)
- 感染症
- 息切れ
全肺切除(Pneumonectomy)
肺全体を摘出する大規模手術です。
主な副作用
- 全身の倦怠感や虚弱感
- 呼吸困難
- 術後の可動域制限
化学療法(Chemotherapy)
全身に投与される抗がん剤で癌細胞を狙います。
主な副作用
- 吐き気・嘔吐
- 脱毛
- 倦怠感・虚弱感
- 免疫抑制による感染リスク増大
外部放射線療法(External radiation)
体外から高エネルギー放射線を照射して腫瘍を破壊します。
主な副作用
- 疲労感
- 皮膚の紅潮や日焼け様の変化
- 胸部毛髪の脱毛
- 吐き気・嘔吐、下痢
内部放射線療法(Brachytherapy)
放射性物質を腫瘍内部に埋め込み、局所的に照射します。
主な副作用
- 外部放射線と同様だが、症状は比較的軽度
ベバシズマブ(Bevacizumab)
血管新生阻害薬で、腫瘍への血流を減少させます。
主な副作用
- 内部出血(消化管出血など)
- 高血圧
- 創傷治癒遅延
エルロチニブ(Erlotinib)
EGFR阻害薬で、癌細胞の増殖シグナルを遮断します。
主な副作用
- 皮膚の発疹
- 下痢
- 食欲不振
治療を選択する際は副作用リスクも考慮し、担当医と十分に相談することが重要です。
