転移性肺がんの治療法は?
転移性肺がんとは、肺から他の臓器へ転移したがん細胞のことです。治療はがんのタイプ、サイズ、転移部位、患者さんの年齢や体調に合わせて、単独または複数の治療法を組み合わせて行います。
化学療法(ケモセラピー)
がん細胞を直接殺す薬剤を使用する治療です。経口薬や点滴・注射で投与され、1日1回、週1回、または月1回など患者さんごとのスケジュールで行われます。複数の薬剤を組み合わせることが一般的です。
放射線療法
がん細胞のDNAを損傷させ、増殖を抑える治療です。リニアアクセラレータと呼ばれる装置で外部から照射するほか、腫瘍近くに放射性物質を配置する内部放射線療法(ブラキセラピー)もあります。通常は外来で数週間にわたり毎日照射します。
免疫療法
免疫系を活性化してがんと闘う「能動的」免疫療法と、ラボで作製した抗体などを投与してがん細胞を直接攻撃する「受動的」免疫療法の2タイプがあります。
抗血管新生活性(アンジオジェネシス)阻害療法
腫瘍が新しい血管を作るのを阻害し、成長を抑える標的療法です。がん細胞に選択的に作用し、正常組織への影響は少ないのが特徴です。
光線力学療法(PDT)
光感受性物質(クリームや注射薬)をがん細胞に取り込ませ、特定の波長の光を照射して薬剤と光が反応し、がん細胞を破壊します。同時に腫瘍の血管も閉塞させ、免疫系の活性化も促します。
まとめ
転移性肺がんの治療は、化学療法・放射線療法・免疫療法・抗血管新生活性阻害療法・光線力学療法など多様な選択肢があります。患者さんの状態に合わせて最適な組み合わせを医師と相談しながら決定します。
