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肺がんに対する放射線治療の概要と効果

米国がん協会によると、毎年約21万5千件の新たな肺がんが診断されています。肺がんは男女ともに発症頻度は2位ですが、がん死亡原因のトップで、年間約16万人が死亡し、全がん死亡の30%を占めます。放射線治療は肺がん治療の主要な選択肢の一つで、化学療法や手術と組み合わせて用いられます。

定義

放射線治療はX線を利用して肺のがん細胞を直接狙い撃ちし、死滅させる治療法です。腫瘍を縮小させて手術が可能にしたり、切除不能ながんの細胞を破壊したり、症状緩和を目的としたりします。単独で行うこともありますが、リンパ節転移がある場合などは化学療法や手術と併用されることが一般的です。エディタ・クルーガー医師によれば、進行期や切除不能な肺がん患者に対して放射線治療がよく用いられます。

外部放射線治療(External Beam Radiation Therapy)

外部ビーム放射線治療は、体外で生成された放射線源をがん細胞に向けて照射する方法です。米国国立がん研究所(NCI)によると、肺がんに最も多く用いられる放射線治療です。がん細胞は増殖が速く、DNAを損傷させて分裂を阻害する放射線に特に弱いです。治療はがん細胞に集中的に照射し、周囲の正常組織への影響を最小限に抑えるよう設計されます。通常、6週間程度、週5回、1回あたり30分程度のセッションで実施されます。

内部放射線治療(Brachytherapy)

内部放射線治療は、放射性物質を腫瘍の内部または近傍に直接配置して照射します。手術中に埋め込む方法や、鼻からチューブを通して肺内に届ける方法があります。放射源が腫瘍に近いため、外部治療に比べて治療時間が短くて済むことが多いですが、NCIによれば肺がんでの使用頻度は外部放射線に比べて低いです。

副作用

放射線治療の副作用は個人差がありますが、米国放射線腫瘍学会(ASTRO)の報告によれば、外部放射線は痛みを伴わないとされています。主な副作用は全身倦怠感、皮膚刺激、嚥下時の痛み、呼吸困難です。照射部位の皮膚は脱毛することがありますが、胸部に照射した場合は胸部の毛が抜け、頭部が照射されなければ頭髪は影響を受けません。

効果と生存率

ジェームズ・D・コックス医師によれば、最も効果的な外部放射線は3次元画像診断(3D-CRT)を用いて腫瘍を高精度に照射する方法です。この手法は従来の2次元照射と比べ、手術と同等の効果が期待でき、現在は主流となっています。M.D.アンダーソンがんセンターの研究では、ステージIの肺がん患者の36%が3D-CRT後に5年生存し、従来の2次元治療では10%にとどまりました。進行期の場合は化学療法との併用が最も効果的です。米国食品医薬品局(FDA)のデータでは、肺がんの5年生存率は全体で約14%です。

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