扁桃腺リンパ腫のサインと症状
リンパ系の細胞から発生するがんをリンパ腫と呼びます。喉の開口部近くにあるリンパ組織の一部である扁桃腺も、リンパ腫の発生部位となり得ます。米国疾病予防管理センター(CDC)の統計では、扁桃腺リンパ腫(扁桃腺リンパ腫・咽頭がん)は年間約10万人あたり2.8人が罹患すると報告されています。
主な症状
-
扁桃腺の腫れ(拡大)
扁桃腺が大きくなることはリンパ腫の代表的な症状ですが、ほとんどの腫れは良性の原因によります。国際小児耳鼻咽喉科学ジャーナルによれば、扁桃腺リンパ腫の患者の多くは腫れを示すものの、腫れがあるすべてがリンパ腫であるわけではありません。小児における扁桃腺の悪性腫瘍は極めて稀であり、リンパ腫の可能性は低くなります。リンパ腫が原因の場合、しばしば「片側性扁桃腺腫脹」と呼ばれる非対称の腫れが見られ、診断には生検が必要になることがあります。
-
首の痛み・腫れ
扁桃腺リンパ腫では、患部や首・喉周辺に痛みを伴うことがあります。腫れはリンパ節の腫大によるもので、噛むときや飲み込むときの痛み、発声困難、喉の痛みなどが同時に現れることがあります。
-
耳の痛み・違和感
首の痛みは神経の連絡により耳まで放散し、耳の痛みや耳鳴り、聴力低下を引き起こすことがあります。また、顔面筋の動きに影響が出ることもあります。
これらの症状が持続したり、片側だけに顕著な腫れがある場合は、耳鼻咽喉科での精密検査と必要に応じた生検を受けることが重要です。
