T細胞リンパ腫の予後
T細胞リンパ腫は、Tリンパ球(白血球の一種)に由来する非ホジキンリンパ腫(NHL)の一形態です。予後は病期や患者の年齢など、さまざまな要因によって決まります。
考慮すべき点
T細胞リンパ腫には複数の亜型があり、統計は主にNHL全体に基づいています。医師は、患者が罹患しているT細胞リンパ腫のタイプやその他多数の要因を総合的に評価して予後を判断します。
良好な予後因子
- 年齢60歳未満
- 病期ⅠまたはⅡ
- リンパ節転移がなし、または単一のリンパ節のみ
- 良好なパフォーマンスステータス(日常生活が自立している)
- 血清LDHが正常値
不良な予後因子
- 年齢60歳以上
- 病期ⅢまたはⅣ
- 複数のリンパ節に転移がある
- パフォーマンスステータスが低い
- 血清LDHが高値
生存率
各不良予後因子に1ポイントが付与されます。リスクが低い(1点以下)群の5年生存率は約75%、リスクが高い(4〜5点)群は約30%です。
濾胞性T細胞リンパ腫
濾胞に浸潤するT細胞リンパ腫は増殖が遅く、上記の基準は適用されません。予後に影響する因子は、年齢60歳以上、病期Ⅲ・Ⅳ、ヘモグロビン<12g/dL、LDH上昇です。5年生存率は、因子が0〜1点で91%、2点で78%、3点以上で53%です。
