ホジキン病の治療と予後
治療に関する考慮事項
治療方針は、患者の年齢、既往歴、全身状態、病期(ステージ)などを総合的に判断して決定します。病期は症状、検査、画像診断などで評価され、早期であれば治癒が期待できます。
ホジキン病の治療法
標準的な治療は化学療法、放射線療法、またはその併用です。使用される主な薬剤には、メクロレトラミン、ビンクリスチン、プレドニゾン、プロカルバジン、クロラムブシル、ビンブラスチン、ドキソルビシン、ブレオマイシン、エトポシドなどがあります。放射線療法は高エネルギーの粒子やガンマ線・X線を腫瘍に照射します。
標準治療に反応しない、または再発した場合は、高用量化学療法に続く骨髄移植や末梢血幹細胞移植が検討されます。移植は患者自身またはドナーから採取した健康な細胞を用い、移植前に高用量化学療法で癌細胞を除去します。
また、治験に参加して新しい治療法を受けることも可能です。
治療のリスク
化学療法では嘔吐、下痢・便秘、脱毛、体重変化、口内炎などの副作用が一般的で、薬で管理できます。高用量化学療法は肝臓や腎臓への永続的な障害を引き起こすことがあります。
骨髄・幹細胞移植は免疫抑制により感染リスクが高く、心臓や他臓器への長期的なダメージも報告されています。
放射線治療を受けた患者は、将来的に別の癌を発症するリスクが高まります。
非標準治療の危険性
補完代替医療(補完療法)は、標準治療と併用して副作用軽減や精神的サポートを目的とします。瞑想、リラクゼーション、鍼灸、マッサージなどが例です。
一方、代替療法は標準治療の代わりに使用されるため、効果が不確かであり、病状が進行する危険があります。サプリメントやビタミンだけに頼ると、逆に体に害を及ぼすこともあります。
予後
メイヨークリニックによると、ホジキン病は治療可能な疾患です。ステージI・IIの患者の5年生存率は約95%、ステージIII・IVでは60〜70%と報告されています。
