非ホジキンリンパ腫の診断手順
リンパ腫とは
リンパ組織にできる腫瘍全般をリンパ腫と呼びます。主に非ホジキンリンパ腫(NHL)とホジキン病に分類されますが、一般的に「リンパ腫」と言うと非ホジキンリンパ腫を指すことが多いです。NHL の分類法は複数ありますが、臨床腫瘍医は予後や増殖速度に基づいて大まかに区分します。
非ホジキンリンパ腫(NHL)の診断手順
低悪性度NHLの特徴
四肢のリンパ節腫脹がみられ、肝臓が腫れることが多く、約40%の患者で脾臓も腫大します。
中・高悪性度NHLの特徴
リンパ系に急速かつ顕著な影響を及ぼし、脾臓や肝臓が腫大することが一般的です。
高悪性度NHLの部位別症状
・バーキットリンパ腫:腹部に大きな腫瘤が出現することが多い。
・B細胞性リンパ腫・リンパ芽球性リンパ腫:精巣腫瘤や縦隔腫瘤が認められることがあります。
・未分化リンパ腫、血管免疫芽球性リンパ腫、皮膚T細胞リンパ腫など:皮膚に病変が出現します。組織診断(生検)
リンパ節を外科的に切除し、組織構造とリンパ球浸潤の様子を評価します。診断はこの組織学的検査に大きく依存します。
病理染色と形態評価
ヘマトキシリン・エオシン染色を施し、顕微鏡で形態を観察します。NHL は疾患ごとに多様な形態を示し、反応性濾胞過形成とは異なり、リンパ節の構造や被膜が変化します。
