小児における胚葉性洞腫瘍(卵黄嚢腫瘍)の兆候と症状
胚葉性洞腫瘍(卵黄嚢腫瘍)は、幼児に発生する悪性腫瘍です。子どもの子宮、膣、精巣、腹部、肝臓、卵巣、尾骨付近など様々な部位に出現します。腫瘍の大きさや位置に応じて症状は大きく異なります。
無症状
腫瘍が小さい段階や特定の部位にある場合、子どもに症状が全く現れないことがあります。腫れや痛みがないため、見逃されやすいです。
腫れ(膨張)
腫瘍がどこにできても、影響を受けた部位に目立つ腫れがみられます。腫れの部位は腫瘍の位置を特定する手がかりになります。
排便習慣の変化
主に下腹部に腫瘍ができると、腸管を圧迫し、便通が困難になることがあります。便秘や下痢、排便時の痛みが報告されます。
血液検査の異常
胚葉性洞腫瘍が疑われる場合、血液検査でαフェトプロテイン(AFP)やβヒト絨毛性ゴナドトロピン(β‑hCG)が高値を示すことが多いです。スタンフォード大学ルシール・パッカード小児病院の情報でも同様です。
疼痛
腫瘍の大きさや位置により、軽度から激しいまでの疼痛が現れます。痛みは局所的であったり、放散性であったりします。
その他の症状
腫瘍の進行度に応じて、嘔吐、頭痛、発熱、咳、胸痛、倦怠感、呼吸困難、視力障害なども見られることがあります。
