腺様がんのステージング

腺様がんは、腺組織から発生するがんで、体内に広く分布するため、肺・結腸・膵臓・子宮頸部・食道など、さまざまな臓器に発生します。発生臓器が異なると、がんのタイプや予後も異なります。

ステージ0(がん原位)

ステージ0は「がん原位(adenocarcinoma in situ)」と呼ばれ、悪性細胞が局所に留まり、まだ浸潤していない最も早期の段階です。外科的に完全に切除すれば、真のがんへ進行するリスクはなくなります。

ステージⅠ

ステージⅠは原発臓器内に限局した腫瘍で、他の臓器やリンパ節へは転移していません。臓器ごとにT1a・T1bなどの細分化があり、腫瘍が臓器の表層にとどまるか、深部組織にまで広がっているかで進行度が区別されます。

ステージⅡ・Ⅲ

ステージⅡ・Ⅲは原発部位を超えて周囲組織や近隣臓器に浸潤し、リンパ節転移が認められる段階です。ステージⅡは転移範囲が比較的限局的で、ステージⅢはより広範にリンパ節や隣接臓器へ広がります。具体的な区分はがんの部位ごとに異なります。

ステージⅣ

ステージⅣはがんが遠隔臓器へ転移(転移性)が確認された状態で、複数の転移巣が存在するため外科的切除は困難とされます。

TNM分類

各ステージはTNMシステムでも評価されます。「T」は腫瘍の大きさ・範囲(T0〜T4)、「N」はリンパ節転移の有無と範囲(N0〜N4)、「M」は遠隔転移の有無(M0=なし、M1=あり)を示し、数字が大きいほど進行度が高くなります。

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