腫瘍ががんと判断される基準とは
がんと良性腫瘍の違い
がん(悪性腫瘍)は、転移というプロセスで体の他部位へ広がる可能性があるときに、がんとみなされます。転移能力ががんの決定的な特徴で、局所にとどまる良性腫瘍とは対照的です。
がんと判定する主な要素
- 細胞の異常:異常な細胞増殖、速い分裂、形態・サイズ・配列の変化などが顕微鏡検査で確認されます。
- 周囲組織への浸潤:正常組織を侵食・破壊し、局所的または遠隔臓器へ拡がります。
- 転移:血流やリンパ系を介してがん細胞が他部位へ移動することが、がんの象徴です。
- 制御不能な増殖:正常細胞と異なり、増殖・分裂が抑制されず、異常細胞が蓄積します。
- 血管新生(アンジオジェネシス):新しい血管を形成し、腫瘍に酸素と栄養を供給します。
- 免疫回避:免疫系の検出・破壊を回避するため、免疫抑制因子を分泌したり、正常細胞に偽装したりします。
これらの要素が組み合わさることで、腫瘍が悪性であると判断されます。早期発見と適切な治療は、転移を防ぎ、治癒率を高めるために不可欠です。
