腫瘍ががんと判断される基準とは

がんと良性腫瘍の違い

がん(悪性腫瘍)は、転移というプロセスで体の他部位へ広がる可能性があるときに、がんとみなされます。転移能力ががんの決定的な特徴で、局所にとどまる良性腫瘍とは対照的です。

がんと判定する主な要素

  1. 細胞の異常:異常な細胞増殖、速い分裂、形態・サイズ・配列の変化などが顕微鏡検査で確認されます。
  2. 周囲組織への浸潤:正常組織を侵食・破壊し、局所的または遠隔臓器へ拡がります。
  3. 転移:血流やリンパ系を介してがん細胞が他部位へ移動することが、がんの象徴です。
  4. 制御不能な増殖:正常細胞と異なり、増殖・分裂が抑制されず、異常細胞が蓄積します。
  5. 血管新生(アンジオジェネシス):新しい血管を形成し、腫瘍に酸素と栄養を供給します。
  6. 免疫回避:免疫系の検出・破壊を回避するため、免疫抑制因子を分泌したり、正常細胞に偽装したりします。

これらの要素が組み合わさることで、腫瘍が悪性であると判断されます。早期発見と適切な治療は、転移を防ぎ、治癒率を高めるために不可欠です。

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