血液がんの歴史と主要タイプ
血液がんのタイプ
血液がんは大きく分けて リンパ腫、白血病、多発性骨髄腫の3種類があります。治療法・予後・症状はそれぞれ異なりますが、すべてが血液や骨髄の異常な増殖に起因します。
リンパ腫
1832年、英国の医師トーマス・ホジキンが初めてリンパ腫を記述し、彼の名前を冠した「ホジキン病」が誕生しました。現在、リンパ腫は主に「ホジキン型」と「非ホジキン型」の2群に分類されます。ホジキン型は20代や50歳以上の人に多く、全身にがん細胞が広がります。一方、非ホジキン型は60歳以上の白人に多く見られ、全体としてはこちらの方が頻度が高いです。
白血病
「白血病」という語は、ギリシャ語の「leukos(白)」と「haima(血液)」に由来します。紀元前4~5世紀の古代ギリシャ人が最初にこの疾患を記録していますが、実際には何百万年も前から存在していた可能性があります。1932年、古人類学者ルイス・リーキーはホモ・エレクトスの顎骨から白血病の痕跡を発見し、先史時代にもこの病があったことを示唆しました。近代医学では、1845年にスコットランド・エジンバラのジョン・ヒューズ・ベネットが初めて公式に診断を行いました。
多発性骨髄腫
多発性骨髄腫は数千年にわたり人類を蝕んできたと考えられていますが、文献に残る最初の症例は1844年のものです。患者サラ・ニューバリーは疲労と骨痛を訴え、死後の解剖でサミュエル・ソリー医師が骨髄に赤い物質(異常な形質細胞)を確認しました。現在の治療は化学療法と骨髄移植が中心です。
著名な患者
フォークグループ「Peter, Paul and Mary」のメアリー・トラヴァーズは白血病を患いましたが、治療により回復しています。
