OSHAのアスベスト作業訓練要件
アスベストは、かつて建物の防火材として広く使用されましたが、健康への危険性が判明したため使用が禁止されました。誤って取り扱うと、極細の繊維が肺に入り込み、肺壁を傷つけ、長期的にはがんを引き起こす可能性があります。建設現場での使用は禁じられ、OSHA(米国労働安全衛生局)は除去作業時の安全指針を定めています。
一般的義務条項(General Duty Clause)
OSHAは、雇用者に対し、従業員が有害物質にさらされない安全な作業環境を提供する義務を課しています。この条項は、アスベストのような危険物質にも適用されます。古い建物にアスベストが残っている場合、雇用者は除去作業が完了し、建物が安全と認められるまで従業員をその場所で働かせることはできません。許容範囲を超えるアスベストに曝露する恐れがある場合、雇用者は安全な作業方法を学ぶ訓練プログラムを実施し、全員が受講することを義務付けなければなりません。
アスベスト除去作業の訓練
建物からアスベストを除去する作業員は、OSHAが定める基準と同等の認定安全講習を受講する必要があります。この講習は、米国環境保護庁(EPA)に承認された教育機関が提供しなければなりません。受講費用は雇用者が負担し、従業員が自己負担することはありません。
アスベスト検査の訓練
建物のアスベスト汚染を検査するチームも、OSHAの安全基準に沿った手順で作業できるよう訓練を受ける必要があります。空気サンプルは、アスベスト繊維の計数に特化した混合セルロースエステルフィルタ膜で採取し、硬質容器に入れて送付します。静電気が繊維を飛散させる恐れがあるため、発泡スチロールなどの高い帯電性を持つ包装材は使用できません。
