眼がんはなぜ稀なのか?
主要統計
米国がん協会の「眼がんの主要統計」によると、2009年に米国で約2,350件の眼および眼窩がんが新たに診断され、死亡者は230人でした。発症率は人口10万人あたり0.08件です。
主なタイプ
眼がんの大多数は他臓器からの転移によります。成人で最も多いのは脈絡膜黒色腫で、脈絡膜の色素細胞に発生します。小児では網膜芽細胞腫が主です。年間1,300~1,800件の原発性眼がんが診断され、そのうちの約9割は皮膚に起因する黒色腫です。
性別差
Cancer.netの統計によれば、男性1,200人、女性1,150人とほぼ同等に発症します。女性の場合、乳がんからの転移が多く、男性では肺がんや前立腺がんからの転移が主です。
年齢別罹患率
国立がん研究所(NCI)のSEERデータ(2002〜2006年)では、罹患の半数以上が50歳以上で、診断された症例の38%が50歳未満です。中央値は約60歳です。
リスク要因
青色または緑色の瞳孔と色白の肌を持つ人は、脈絡膜黒色腫のリスクが高く、皮膚黒色腫と同様の集団です。
5年生存率
Cancer.netによると、脈絡膜黒色腫の5年生存率は約85%です。腫瘍が大きくなるにつれて生存率は低下し、大きな黒色腫では50〜60%にまで下がります。
