小児腫瘍医についての情報

米国がん協会によると、2007年にがんで死亡したのは約55万9千人、同年に新たにがんと診断されたのは140万人でした。そのうち子どもは全体の約1%に過ぎません。がん治療を専門とする医師は腫瘍学者と呼ばれ、そこには小児腫瘍学という専門分野があります。

研修

小児腫瘍医は子どものがんを専門に治療します。子どもの体内でがんは大人とは異なる挙動を示し、治療法も違うため、長期間にわたる専門的な研修が必要です。一般的なルートは、学士号取得後に医学部で医学博士(MD)を取得し、さらに小児腫瘍学に特化した病院や診療所で2〜3年間のレジデンシー(臨床研修)を修了します。最後に米国小児科学会(American Board of Pediatrics)が実施する試験に合格し、認定小児腫瘍医となります。

重要性

子どものがんは非常に稀であり、成人のがんとは別の治療アプローチが必要です。そのため、一般のプライマリ・ケア医や成人腫瘍学者は子どものがんについての知識が限られています。多くの場合、子どものがん患者は専門の小児がんセンターに紹介され、そこで子どものがん治療に専念する医師がケアを担当します。

アクセスのしやすさ

米国小児科学会(AAP)のデータによれば、子どもの22.8%が小児腫瘍医または小児血液腫瘍医までの所要時間が60分以上で、農村部の子どもの24%は2時間以上かかるとされています。特に農村部では専門医へのアクセスが大きな障壁となっています。

協働体制

小児腫瘍医は、外科医、化学療法専門医、放射線腫瘍医、病理医、心理士など、さまざまな専門家とチームを組んで治療にあたります。多職種が連携することで、診断から治療、フォローアップまで一貫したケアが提供されます。

効果

トップクラスの専門家が協働し、総合的ながん治療センターで治療を受ける子どもは、生存率が最大で40%向上すると報告されています(Healthy Children)。高度なチーム医療が子どもの予後改善に直結しています。

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