低自由PSAとは何か?意味と重要性
PSAについて
前立腺は男性の生殖系にある小さな腺で、くるみ大です。前立腺は精液の一部を構成する液体を産生し、その主成分が前立腺特異抗原(PSA)です。米国がん協会によると、米国男性のがん死亡原因の第2位が前立腺がんで、6人に1人が前立腺がんと診断され、36人に1人が前立腺がんで死亡します。早期発見が重要で、PSA検査はその主要な手段の一つです。
PSA検査
PSA検査は、直腸指診と併用すれば、米国食品医薬品局(FDA)承認の前立腺がん早期検出法です。前立腺が産生したPSAのうちごく一部が血中に流れ、血中には「遊離PSA」と「結合型PSA(cPSA)」の2種類が存在します。検査はこれらを区別せず、血中総PSA量を測定します。
正常範囲は血液1ミリリットルあたり4 ng以下とされています。10 ngを超えると追加の精密検査が必要です。4〜10 ngの「グレーレベル」では、遊離PSA比率の測定が行われます。なお、4 ng未満でもがんが完全に除外されるわけではなく、個人差があります。
低自由PSA
cPSAは他のタンパク質に結合していますが、遊離PSAは血中を自由に漂います。グレーレベルの患者で遊離PSA比率が低いと、前立腺がんリスクが高まります。具体的には、遊離PSAが総PSAの10%以下の場合は生検が推奨され、10〜25%の場合は生検の検討対象となります。生検は痛みや感染、出血のリスクがあるため、適切な基準で実施することが重要です。
その他の影響要因
PSAはがん診断の一要素に過ぎず、薬剤、ハーブ、体重など様々な要因で変動します。そのため、医師は数か月にわたってPSAを追跡し、上昇傾向や上昇速度(PSA速度)からがんの有無や悪性度を評価します。
