PSA数値の読み取り方
前立腺特異抗原(PSA)は前立腺細胞で産生されるタンパク質です。医師は前立腺がんのスクリーニングや、既に診断された患者の経過観察のためにPSA検査を行います。PSA値が高い、または急激に上昇するとがんリスクが高まりますが、尿路感染や前立腺炎など様々な要因でも上昇します。そのため、PSA検査だけでがんを確定できず、過剰診断や不安を招くこともあります。
PSA結果を正しく理解するためのステップ
- 医師と数値を共有し、過去の結果と比較する。 国立がん研究所は「正常・異常の基準は存在しない」と述べていますが、年ごとの大きな変化はリスクのサインになる可能性があります。年齢や前立腺の大きさも診断の参考になります。
- 症状の有無を伝える。 排尿時の遅れや痛み、背部痛、原因不明の体重減少、骨や腹部の痛み、倦怠感などがある場合、医師は前立腺生検を検討します。
- 落ち着いて結果を受け止める。 高PSAが必ずしもがんを意味するわけではなく、米国国立がん研究所のデータでは、PSA上昇で生検を受けた男性のうちがんと診断されるのは約25〜35%です。
不安がある場合は、定期的なフォローアップや追加検査で医師と十分に相談しましょう。
