前立腺がんの転移を防ぐための具体的対策

前立腺は直腸の前に位置し、精液の分泌を司る腺です。がんが発生すると異常細胞が塊となり腫瘍を形成します。腫瘍は手術や放射線で除去・縮小できますが、がん細胞が血流やリンパを介して他部位へ拡がると転移と呼ばれます。転移は急速に進むこともあれば時間をかけて起こることもあり、生活習慣や薬剤でその進行を遅らせ、場合によっては止めることが可能です。

転移予防の具体的な方法

  1. 抗酸化成分を積極的に摂取する

    クエルセチン、リコピン、スルフォラファンは前立腺がんの転移抑制に有効とされています。リコピンはトマト加工品(ケチャップ、ソース、煮込みトマト)に多く、クエルセチンは緑茶、りんご、赤ワイン、玉ねぎに含まれます。スルフォラファンはブロッコリー、カリフラワー、キャベツに豊富です。米国労働者健康安全基金の推奨は、これらの野菜・果実を1日3〜4食摂ることです。

  2. ナトリウムクロドロネートを服用する

    骨転移の予防に効果があると報告された処方薬です。イギリスの研究者は、空腹時に水で服用することで前立腺がんの骨転移リスクが低減すると示しています。

  3. 高脂肪・高カルシウム食品を控える

    ハーバード医科大学の研究によれば、脂肪分が多い食事やカルシウムが豊富な乳製品、赤肉、揚げ物は前立腺がんの進行を促進します。これらを削減することでリスクを下げられます。

  4. 適度な運動を継続する

    体重管理とともに、米国がん協会は高頻度の運動が特に高齢男性において進行前立腺がんのリスク低減に寄与すると指摘しています。

  5. 免疫力を高める栄養素を摂取する

    アリゾナがんセンターの研究は、セレンとビタミンEが前立腺がんの転移抑制に有益であると報告しています。サプリメントで1日200 µgのセレン、50 IUのビタミンEを目安に摂取しましょう。

  6. 大豆製品を積極的に食べる

    大豆に含まれるイソフラボンの一種、ゲニステインは、ノースウェスタン大学の研究で肺への転移を抑える可能性が示唆されています。

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