PSAが上昇する医学的理由
PSA(前立腺特異抗原)は、すべての男性の前立腺で産生されるタンパク質です。前立腺が大きくなると PSA 値も上昇しやすく、医師は PSA の数値を参考に前立腺の健康状態を評価します。
年齢
- 加齢に伴う前立腺の自然な肥大により、PSA 値が上がりやすくなります。メリーランド大学医学センターの研究でも、年を取るほど前立腺が大きくなることが示されています。
射精
- 射精後は一時的に PSA 値が上昇します。そのため、検査の 2 日前から射精を控えるよう指示されることが一般的です。
前立腺炎
- 前立腺炎は前立腺の炎症・腫れを指し、炎症があると PSA 値が上がります。マッサージ療法なども一時的に PSA を上昇させることがあります。
前立腺肥大(BPH)
- 良性前立腺肥大(BPH)や腺様線維筋腫様増殖は、尿道や膀胱付近に結節ができることで前立腺が拡大し、結果として PSA が上昇します。
検査・診察の影響
- 直腸指診や前立腺生検など、前立腺を直接刺激する検査を受けた直後は、一時的に PSA が上昇することがあります。
前立腺癌
- PSA が上昇した男性のうち約 25%が前立腺癌と診断されると報告されています(E. Fuller Torrey『Surviving Prostate Cancer』)。
