前立腺がんの治療法
前立腺がんは男性に特有のがんで、米国では最も多いがんのひとつです。初期症状がほとんどなく、診断が遅れがちですが、がんはゆっくり増殖し前立腺内にとどまることが多いです。ただし、稀に急速に増殖し他の臓器へ転移するケースもあります。
前立腺がんとは
前立腺は男性の精子を作る小さな腺で、米国では約6人に1人がこのがんにかかります。初期段階では症状が出にくく、尿に関するトラブルが初めてのサインになることが多いです。主な症状は以下の通りです。
- 排尿時の困難や尿流の減少
- 尿に血が混じる
- 骨盤部の不快感
- 精液に血が混じる
治療の選択肢
治療法は年齢、人種、生活習慣、既往歴、がんの進行度や転移の有無などを総合的に判断して決定します。主な治療法は以下の通りです。
外部ビーム放射線療法(External Beam Radiation Therapy)
高エネルギーX線でがん細胞を破壊します。週5回、8週間にわたって行い、1回の照射は約15分です。副作用は一時的な排尿障害、性機能障害、下痢などがあります。
放射性シード埋め込み(Radioactive Seed Implants)
低リスク・中リスクの前立腺がんに適用されます。放射性シードを前立腺内に埋め込み、長期間にわたりがん細胞を死滅させます。放射線療法と同様の副作用が見られますが、入院不要で日常生活への影響が少ない点が利点です。
ホルモン療法(Hormone Therapy)
テストステロンの産生を抑制し、がん細胞の増殖を阻止します。効果は一時的で、がんがテストステロン非依存的に成長するようになると効力が低下します。副作用には性欲低下、勃起不全、体重増加などがあります。
根治的前立腺全摘術(Radical Prostatectomy)
がんが前立腺に限局している場合に行われます。手術方法は腹部からのレトロパブリック手術と会陰部からのペリネアル手術の2種類があります。術後は排尿コントロール障害や勃起不全が起こりやすいです。
