前立腺がんの病理報告書の読み方ガイド

はじめに

前立腺がんは、排尿障害や排尿時・射精時の痛み、腰部の局所疼痛、軽度の尿失禁などの症状を伴う疾患です。前立腺がんと診断された(または疑いがある)方は、病理報告書の読み方を把握することで、医師との情報共有がスムーズになり、治療に専念しやすくなります。

病理報告の主要項目の見方

1. T(腫瘍)分類

腫瘍の大きさと前立腺内外への広がりを示す指標です。報告書には「T」+数字で表記されます。

  • T1:腫瘍が非常に小さく、触診で検出できない。
  • T2:直腸指診で腫瘍が確認できるが、前立腺内に留まっている。
  • T3:腫瘍が前立腺外へ進展し、精嚢血管などに及ぶ可能性がある。
  • T4:腫瘍が精嚢や直腸など周囲組織に浸潤している。

2. N(リンパ節)分類

近傍のリンパ節への転移有無を示します。「N0」は転移なし、「N1」は1つ以上のリンパ節に転移があることを意味します。

3. M(遠隔転移)分類

全身への転移の有無を示す指標です。「M0」は転移なし、「M1」は転移ありと表記され、さらに以下のサブカテゴリが付加されます。

  • M1a:遠隔リンパ節への転移
  • M1b:骨への転移
  • M1c:その他の臓器への転移

まとめ

病理報告書のT、N、M分類を正しく理解すれば、医師と治療方針について具体的に話し合うことができます。疑問点は遠慮なく医師に質問し、最適な治療計画を立てましょう。

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