前立腺特異抗原(PSA)は前立腺が産生するタンパク質で、血中のPSA濃度は前立腺がんの検査に利用されます。PSA値が上がる原因はいくつかあります。

前立腺がん

前立腺がんが存在するとPSA値が上昇します。男性の血中に少量のPSAは正常ですが、濃度が高まるとがんの診断につながります。

良性前立腺肥大(BPH)

がんではない良性前立腺肥大でもPSA値は上がります。前立腺が肥大すると頻尿などの症状が出やすくなります。

前立腺炎(炎症)

前立腺の炎症、すなわち前立腺炎もPSA上昇の一般的な原因です。がんではありませんが、血中PSAが増加します。

年齢

年齢とともにPSA値は自然に上昇します。若年者にとって危険とされる数値でも、年配の男性では正常範囲になることがあります。

人種

新英語医学ジャーナルによると、白人男性(50〜80歳)の正常範囲は0〜3.5 ng/mLです。一方、アフリカ系アメリカ人男性(40〜70歳)は、40代で0〜2 ng/mL、70代で最大5.5 ng/mLまで上昇します。

射精の影響

射精後48時間以内はPSA値が一時的に上昇することがあります。