癌の凍結療法(クライオサージャリー)について

概要

凍結療法(クライオアブレーション、クライオサージャリーとも呼ばれる)は、極低温を利用して病変組織やがん細胞を破壊する治療法です。長期的な効果はまだ完全には解明されておらず、保険適用に課題が残ることがあります。

意義

凍結療法は、外科手術、放射線療法、化学療法といった従来のがん治療に比べ、費用が抑えられる可能性があります。また、侵襲が小さく回復期間が短い点もメリットです。

手順

凍結プローブを腫瘍部位に挿入し、液体窒素またはアルゴンガスで凍結します。凍結した細胞は解凍と再凍結を繰り返すことで死滅させます。

適応がん種

凍結療法は、以下のようながんや前がん病変に利用されています。

  • 網膜芽細胞腫
  • 皮膚がん
  • 骨肉腫
  • 前立腺・肝臓腫瘍
  • 光線性角化症
  • 子宮頸部上皮内腫瘍(CIN)
  • カポジ肉腫(エイズ関連)

副作用

凍結療法の副作用は、従来のがん治療に比べて軽度です。皮膚がんの治療例では、神経障害、脱毛、瘢痕形成などが報告されています。

限界

凍結療法は局所的ながんにしか適用できません。画像診断で捉えられない微小ながんは治療対象外となる可能性があります。

前立腺がん - 関連記事