放射線治療後の皮膚ケア
皮膚の合併症
放射線治療では、がん細胞だけでなく周囲の正常細胞も影響を受けるため、皮膚に様々な副作用が現れます。米国がん協会によると、合併症は「即時」「急性」「遅延」の3つに分類され、治療後すぐから数日、2〜6か月、最長で15年後まで発症することがあります。特に化学療法と併用した場合に遅延反応が起こりやすいです。
主な症状は以下の通りです。
- 乾燥
- 皮膚のはがれ(剥離)
- かゆみ(掻痒感)
- 水疱・ブリスター
- 硬化・柔軟性低下
- 腫脹や炎症
皮膚の治療法
治療は大きく分けて「局所治療」と「日常的なスキンケア」の2つがあります。
- 医師から処方される抗生物質入りローションや軟膏を使用し、乾燥やはがれ、かゆみを予防します。
- 化学成分を含まない低刺激性の石鹸でやさしく洗い、保湿クリームやローションで常に潤いを保ちます。
- 湿布や冷たい湿布を患部に当てることで、炎症や疼痛を和らげることができます。
放射線後のケア
治療終了後少なくとも1年間は、放射線を受けた部位を直射日光にさらさないように注意してください。外出時はSPF15以上の日焼け止めを必ず塗ります。
- ゆったりとしたゆるやかな服装を選び、摩擦を避ける。
- 熱すぎるお湯や冷たい水は避け、ぬるま湯で洗う。
- 強くこすらない、タッピングや軽く押さえる程度にとどめる。
- 日焼け、デオドラント、脱毛クリーム、シェービングジェルなど刺激の強い製品は使用しない。
- アルコールやカフェイン飲料は控え、十分な水分を摂取して皮膚の潤いを保つ。
これらのポイントを守ることで、放射線治療後の皮膚トラブルを最小限に抑え、快適な回復をサポートできます。
