皮膚がんはすべて黒色腫と呼ばれるのでしょうか?
皮膚と皮膚がんの概要
皮膚は体で最大の臓器であり、内部器官を覆い、病原体の侵入を防ぎ、体温を調節し、体液を保持する重要な役割を果たします。他の臓器と同様に、皮膚もさまざまな病気や状態に罹ることがあり、がんもその一つです。皮膚がんには、特に深刻な黒色腫(メラノーマ)がありますが、これだけが唯一の皮膚がんではありません。
黒色腫(メラノーマ)
メラノサイトはメラニンを生成する細胞で、日光に当たると皮膚が色づく原因となります。黒色腫はこのメラノサイトから発生するがんです。
黒色腫の識別ポイント
黒色腫の腫瘍は通常茶色や黒色ですが、無色のものもあります。肌の色が薄い人に多く見られますが、黒い肌の人でも発症することがあります。黒色腫は他の皮膚がんに比べて発生頻度は低いものの、早期に治療しないと急速に他の部位へ転移しやすく、非常に危険です。
非黒色腫性皮膚がん
メラノサイト以外の細胞から発生する皮膚がんは「非黒色腫性皮膚がん」と呼ばれます。代表例として基底細胞がんや扁平上皮がんがあります。
リスク要因と注意点
オハイオ州立大学医学センターの研究によると、男性は女性の約2〜3倍の確率で皮膚がんを発症します。また、メイヨークリニックは年齢が上がるほどリスクが増大すると指摘しています。紫外線(太陽光や日焼けサロン)の曝露が皮膚がんの主な原因とされています。
がんではない皮膚の腫瘍
皮膚にはがん以外の腫瘍や増殖物も多数存在します。脂漏性角化症、イチゴ状母斑、脂肪腫、ほくろ、いぼなどが代表的です。
